びっくりするくらい美容院とは関係ない話をします！
昨日の夜ＮＨＫで「浦沢直樹の漫勉」っていう番組がやってまして、ざっくりいうと「ＹＡＷＡＲＡ！」とか「20世紀少年」の作者 浦沢直樹が、他の漫画家さんの仕事ぶりを対談しながら紹介するみたいな感じです。
んで昨日の特集がゴルゴ１３のさいとう・たかをだったんですね。
もー、その内容に感動しちゃいましてね！
さいとう先生は今や全然絵を描いてないっていう都市伝説があるそうで、僕もなんかのテレビで観てそう思ってたんですが、とんでもない！ちゃーんと描いてるし、そう思わせてしまう理由があったんですね。
それが、協業制。
さいとう先生のパートは、ストーリー作りとゴルゴ１３の顔で、それ以外はアシスタントにやってもらいます。
そして最後に大事な部分の手直しをして、吹き出しと擬音を自らの手で入れて完成！
この手直しの部分のみが強調されすぎて、さいとう・たかをは画を描いてないって話しになっちゃってるみたいです。
でもこの協業制をいち早く取り入れたのはさいとう・たかをで、そのベースにあるのは、「紙の上で映画を作りたい」という想いなんだそうです。
いわれてみたら、協業制って映画の製作に似ていると思います。
そして映画というキーワードはその作風にも。
そう！劇画というジャンルですね！！
もともとさいとう・たかをが提案したスタイルなんだそうです。
今劇画といえば、シリアスな画風のことと捉えられがちですが、実は「紙の上で映画を作りたい」という想いでたどり着いた作風のことなんですね。
つまり、それまで主流だったコメディーとか４コマ漫画という「漫画」とは別物の、ストーリー主体の作風を追求した結果なわけです。「劇」の「画」かー。なるほどな！って感じです。
こういうパイオニアのドキュメンタリーを観ると胸が熱くなります。
うちもがんばろ！って思います！
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